日立のクリーン技術 凍結洗浄とは
凍結洗浄とは日立のクリーン技術で、エアコンの内部にある「熱交換器」を凍らせたあとに、溶かしてその水で汚れを洗い流す機能です。自動機能なので、お手入れが少ない状態でも、なるべく清潔に保つことができます。
熱交換器とは室内機の内部のフィンの部分です。フィンが温かくなったり、冷たくなったりして温度を調整します。
水滴は完全に流れ切らないこともあるようですが、熱交換器の部分に関しては清潔に保ち、省エネにも貢献できるようです。
凍結洗浄の省エネ
なぜ省エネになるのかというと、フィンがホコリやカビで詰まってしまうと、せっかくフィンで温めたり冷たくした温度が、送風するファンまでうまく届かずに、空調不良が起きます。
部屋が設定温度に達しないと、センサーが感知して、ずっとエアコンが駆動し続けることになります。
つまり、「フィンが汚れで詰まっている」→「エアコンの効きが悪い」→「エアコンがずっと動く」のサイクルで本来なら不必要な電気を使うことになります。
これはフィンの汚れを、なるべく、常に、クリーンに保とうというもので、完全にカビや汚れを防ぐものではありませんが、何もせずに放置している状態と比べると、やはり清潔な状態を維持することができます。
凍結洗浄のデメリット
フィン以外の部分は汚れますので、フィルターのお掃除や、クリーニングはした方が良いと考えられます。ドレンパンやファンの部分は汚れは付くかと思います。
ただ、室内機で最も重要な部品であるフィンの部分が手間要らずでクリーンに保たれることは大切なことです。
クリーン技術もますます進化して、思いもよらない機能も出てきそうです。家庭用では自動ファン掃除から乾燥機能がついているものもでています。