業務用エアコンのフィルター掃除の方法をご紹介します!
エアコンのフィルターがホコリや汚れで目詰まりしてしまうと、せっかく温めたり冷やしたりと温調した空気が、エアコンの内部に滞留(たいりゅう)してしまい、「エアコンの効きが悪い」「結露が多い」「負荷が掛かって、故障しやすくなる」「電気代があがる」などのデメリットが生じてきます。
フィルター清掃の実施期間の目安は、1カ月に1度くらいですが、店舗やオフィスだとなかなか手が回らないといったこともあると思いますので、無理のない範囲で、定期的な掃除を心掛けるのが良いでしょう。
電源を切る
作業の前には必ず電源を切ります。モーターやファンが動きだしたりと大きな事故に繋がらないようにチェックします。
作業中は「清掃中にて使用禁止」の札を張るなど、他の従業員がリモコンを操作しないように留意してください。
フィルターの取り外し
業務用エアコンといっても、色々な形状があります。天井カセット形や壁掛け形、天吊り形などです。
天井に設置されているものは、脚立を使用しなくてはいけませんが、安全に配慮しましょう。
空気を吸い込む「吸込み口」にフィルターは設置されていて、本体カバーを開けると、フィルターの取り外しができるようになっています。
本体カバーにはツメやツマミ、ボタンが付いているので、ロックを外しながら本体カバーを開けましょう。
本体カバーを開けるとフィルターが設置されています。天井カセット形の場合、本体カバーが垂れ下がっている状態になります。
本体カバーの内側にフィルターが付いていますので、フィルターを固定しているツメを外します。
外したフィルターの掃除
外したフィルターの表(空気を吸い込んでホコリの付着する側)を掃除機でホコリを吸い取ります。
ブラシの付いたノズルを使うのがオススメです。
表がキレイになったら、裏側にも掃除機をかけましょう。
余裕があれば
まずはフィルターの裏側から、表に吸い付いたホコリを押し流す感じで「水洗い」をすると、ホコリがとれやすいと思います。
油汚れが気になるようでしたら、中性洗剤をつけて、フィルターの網が傷つかないように注意しながら、柔らかいスポンジなどで洗いましょう。
カビが発生している場合は、カビキラーをつけて、時間を置いてから水で流すと、除去できることが多いです。ただし、カビがフィルターに発生している場合は、エアコン内部にもカビが発生している可能性が高いので、クリーニングを検討するのが良いと考えられます。
フィルターをしっかり乾かす
フィルターを洗ったあとは、タオルなどで水気を拭き取ります。
それから風通しの良い場所で、陰干しをします。直射日光で過剰に熱を与えると、プラスチックの劣化の原因になりますので気を付けて下さいね。
フィルターがきちんと乾いたことを確認してから元に戻す
フィルターに水気が残っていると、菌の繁殖やカビの原因となりますので、しっかり乾いていることを確認します。
その後、取り外した逆の手順で本体にフィルターを戻し、本体カバーを設置します。