経済産業省製造産業局の化学物質管理課オゾン層保護等推進室によると、経団連から規制改革・行政改革ホットライン検討要請事項として要望があり、

IOT技術を活用した常時監視システムの利用で、フロン法・簡易点検の代替にすることができるように準備中とのことです。


イ 管理第一種特定製品の種類に応じ、冷媒系統ごとの圧力、温度その他の漏えいを検知するために
必要な状態値を1日に1回以上計測すること。


ロ 冷媒系統ごとの圧力、温度その他の漏えいを検知するために必要な状態値の異常又は変化に基づき、漏えい又は漏えいの疑いがあるか否かを1日に1回以上診断すること。


ハ 計測した状態値及び漏えいか否かの診断結果を1日に1回以上記録し、1年以上保存すること。


ニ 診断の結果、漏えい又は漏えいの疑いを検知した場合には、第一種特定製品の管理者に対し、管理者以外の者が通知を容易に解除することができない方法で直ちに診断結果を通知すること。また、通知の履歴を1年以上保存すること。


ホ 漏えいの検知性能について、機種ごとに民間規格等で規定された温度その他の条件で試験が行われ、適正な充塡量の30%の冷媒が漏えいするまでに、漏えいの判定が可能であることが確認されていること。

経済産業省

エアコンの常時監視システム

センサ、インターネット回線、データセンターを組み合わせた遠隔監視システムでは、冷媒ガス漏洩の早期検知が可能です。また故障の早期検知により、保守点検や緊急対応もより早くできるようになり、その活用が注目されています。

フロン排出抑制法の簡易点検

業務用の空調機器(第一種特定製品に)ついて、3か月に一回以上の簡易点検を義務づけています。

【室外機点検】

・機器の異常振動・異常運転音

・機器及び機器周辺の油のにじみ

・機器のキズの有無、熱交換器の腐食、錆びなど

【室内機点検】

・熱交換器の霜付きの有無